住宅を対象とした侵入盗の実態
防犯の4原則
この4原則に基づく対策を組み合わせることで、より大きな防犯効果が見られます。
防犯環境設計
「防犯環境設計」とは、犯罪企図者に犯罪を「やりにくい」、「やめよう」と思わせる工夫をした建物や住環境の設計のことです。防犯環境設計には4つの基本的な原則(要素)があり、これらを組み合わせて導入することが重要です。
監視性の確保
- 庭木の剪定、花壇の配置、メッシュ柵の活用などにより、自然な監視性を確保する。
- センサーライト、門灯などを配置して、夜間の見通しを確保する。
領域性の確保
- 住民同士のあいさつ運動などを展開し、不審者を寄せ付けない環境を形成する。
- 地域のコミュニティを活性化し、地域全体の領域性を高める。
接近の制御
- カギ付の門扉を設置するなど、建物そのものに近づけさせない。
- 塀、カーポート、物置を建物から離して設置したり、エアコンの室外機を窓の下に設置しないなどし、高窓、2階への足場に利用させない。
対象物の強化
- 「CP建物部品」でドア、窓、面格子などを強化する。
- 補助錠、サムターンカバーなどで窓、ドアの防犯性を補強する。
具体的な防犯対策
①補助錠
窓枠設置タイプは種類が豊富。
②防犯ガラス
ガラス破損時でも、耐貫通性に優れた特殊樹脂膜が侵入を防ぐ。
-
基本的な対策でもガラス破り手口には効果絶大。
④防犯カメラ
設置と表示で、侵入を未然に防止。センサーライトカメラも効果的。
⑤足場の確認
ドロボウの足場になるものが、放置されていないかチェック。
⑥ガードプレート
ドアと枠との隙間を防ぎ、こじ入れによる侵入を防止。
⑦インターホン
モニター録画機能付が効果的。
⑧警報機
開閉・振動反応タイプなど、種類はさまざま。
⑨防犯ジャリ
庭に敷き詰め、踏みしめる音で侵入を周囲に知らせる。
⑩面格子
各格子が溶接されているもの、窓枠一体型のものもある。
⑪センサーライト
電池式・ソーラータイプも有り。
警察庁が国交省や経産省、さらに建物部品関連の民間5団体と共に設置した官民合同会議にて、ドアや窓等の各建物部品について耐性試験、検討を重ね、「侵入までに5分以上の時間を要する」等、一定の防犯性能があると評価した建物部品を「防犯性の高い建物部品=CP(Crime Prevention)建物部品」として公表しました。
メールマガジン『パトネットあいち』
身近な犯罪情報、不審者情報はメールマガジン「パトネットあいち」からお住まいの地域で発生した犯罪や、不審者の情報をタイムリーに配信します。ご登録は右のQRコードから!
「パトネットあいち」/愛知県警発メールマガジン
URL http://www.pref.aichi.jp/police/mail/
公式ツイッター「愛知県警察 あんあん情報」
「愛知県警察 あんあん情報」公式ツイッター
URL https://twitter.com/ap_seian